2012/04/28

愛という透明なもの。

個人的に日本という国に生まれたことは幸せです。
世界を見渡せば、今も戦争をしている国がある。
貧困に喘ぐ国がある。外に出れば殺される国がある。
そんな中で、テレビからは似たようなラブソングが溢れ、
動物のニュースに一喜一憂。
そんな国に生まれてよかったなと思います。

しかしながら、過去には日本にもそんな時代がありました。
かのアメリカと一対一で戦ったこともありました。
世界を敵に回したこともありました。

今日では”愛国心”という言葉はあまり評判のいい言葉ではありません。
なぜか。
世界を敵に回したとき、日本は愛国心で満たされていました。
天皇を神と崇め、盲目的に戦争へと邁進したからです。

でも自分はこの愛国心という言葉や意識はとても大切だと思います。
愛とは目に見えず、そこにあるのかどうかもわからない。
でも確かにそこにある。でもそれは自分にしかわからない。
だからこそ、もっと愛を人は言葉に出すべきだと思います。

日本人の素晴らしきところの根底にあるのは、自分は愛だと思います。
それは相手を思いやるということ。そして相手を敬うということ。

知っていましたか?
北斗の拳で邪悪なる北斗琉拳を打ち負かす北斗神拳の切り札が
愛だということを。

日本には神が800万人います。
ぞくにいう八百万の神々です。
自分はここにも日本人の愛の心が表れてるように思います。
それは何に対しても感謝をして、敬っているからこそ生まれた概念だと思うわけです。

日本人はイタリア人のように、あまり人前で愛を語ることはありません。
でも心の中にはどの民族よりも深い愛の精神があると思います。
相手を愛し、家族を愛し、地域を愛し、国を愛す。

愛がない世界なんてくだらない真っ暗な世界。
自分はそう思うわけです。

おしまい。

2012/04/02

未知の道。

今日はTwitterに流れてきた桜のinstagramを手がかりに
京都の一条戻橋まで行ってきました。
そこには早咲きで有名な桜が一本立っていて、とても綺麗でした。



あとで知ったことなんやけど、その一条戻橋ってのは結構曰く付きの橋らしく、
死者が蘇ったり、安倍晴明が式神を隠したりしていたらしい。
そう言われてみたら道中、晴明神社がありました。

安倍晴明とはその名前だけは知っているという方も多いかと思いますが、
その昔京都で活躍した陰陽師なんです。
いまでこそ陰陽師なんてのはうさんくさくて、迷信でしょ?
なんてことをいう人もいるかと思います。
かくいう自分もそういう式神や悪霊や妖怪なんて類いはあまり信じていません。

でもね。
日本に陰陽師や妖怪や幻術があったように、外国には錬金術師や
や悪魔、魔法なんてものがあるのです。
遠く離れたところでも同時発生的にそういう言い伝えや歴史が
残っているというのは、結構興味深いと思うのですよ。
残念ながら自分にはそういう力は微塵もないのですが、
あったらあったで退治したり、世界救ったりと色々大変だったかもしれません。

ちなみに安倍晴明は京都に結界を張ったことでも有名です。
それがいわゆるセーマンドーマン。

もともとこの紋は和歌山県などの海女の服にお守り的に施されていた
紋らしいのですが、これを作ったのが安倍晴明らしく、
これと同じ紋を使った結界が京都には張られているそうです。
安倍晴明ゆかりの神社を結ぶと五芒星の形が浮かび上がり、
また京都の碁盤の目のように広がった整備された道が
九字切り由来のこの紋を表しているそう。
“セーマンドーマン=星満道満”
星満ちて、道満ちる。
この二つの紋は星の力を道に流し込んで都を守っているそうです。

個人的にはこういう話は大好きです。


そうそう最近オープンした東京スカイツリー。
あれ実は東京に張られた結界を壊す役目があるそうです。
さて誰があんな高い塔を建てたのでしょう。
バベルの塔はどうなったのでしょう。
近いうちにまた何かが起こりそうな気がします。


※セーマンドーマンの由来や結界の意味などは諸説あるようなので
 確定ではありません。あしからず。